住宅ローンの月々支払い、返済期間はどれくらいが普通？

住宅ローンは「とりあえず35年」ですすめられることも多く、国の調査でも返済期間は35年以上という方の割合が最も多い現状があります。

住宅建築資金返済期間は全国で35年以上が65.8％。20年～35年未満が26.4％。10年～20年未満が6.5％。その他が1.3％（国土交通省「住宅市場動向調査」H28年度　参照）

だからといって35年で返済期間を考えるのが良いとは限りません。理想は、出来るだけ短い期間で借りること。定年退職後にも住宅ローン返済が残ってしまっている状態は出来れば避けたいですよね。返済期間は5年刻みで提案されることも多いですが30年が厳しいなら31年、32年と1年単位で組むことが可能なので必ずしも35年を選ぶ必要はありません。

大切なのは月々の家計収支と返済額のバランスが大事です

住宅ローンを借りるなら早く返済を終わらせたい。出来れば返済期間を定年までに終わらせたいが月々の返済額を抑えるために返済期間を長めに設定し、繰り上げ返済やボーナス払いで期間を短縮すれば良いと考えている方もいます。確かに繰り上げ返済すれば返済期間を短縮できますが、問題は繰り上げ返済にあてる資金を準備できるかどうかが大事です。ボーナス払いも毎月の返済に加えて年に2回、ボーナス時にまとまった額を返済するボーナス払いですが月々の返済金額を少なくするために安易にボーナス払いを組むのは危険です。35年の返済期間中には絶対に貰えるボーナスであるならば検討しても良いと思いますがボーナスが減った場合はボーナス時に不足分を家計から捻出しないといけなくなります。

家計収支をふまえて無理なく返せる借入金額と返済期間を考えること

いつまでに返済したいのかを設定し計画的に繰り上げ返済やボーナス払いをした時にどうなるのか？いずれもローンを組む前にきちんとシュミレーションをしておくことで大事です。早く返済することを意識しすぎて教育費や必要な貯蓄ができてなかったり、旅行など家族の時間が楽しめない、毎日の生活が必死ですとなってしまうことでは本末転倒です。収支を元にシュミレーションをしてみることで現在の家計の見直しや将来的にかかってくる費用面が見えてきますので「返済は計画的に♪」が出来る様になります。

毎月どれくらいの返済金額が良いのか？も良く質問されますが答えとしては

理想の返済額、返済期間は各ご家庭で違います。

各ご家庭での毎月の収入や支出、家族構成や子供の成長に合わせて養育費がどれくらい必要なのかは各ご家庭それぞれです。なので収支を元にライフプランをすることで生涯に必要な全体金額が見えてきます、それを見越して住宅ローン返済額を見ていただくと無理なく返済していけるのかをシュミレーションをしていただくとより安心だと思います。

家づくり学校ではお金のことはお金のプロ、FP（ファイナンシャルプランナー）さんともお話が出来る様に段取りも取れますので上手にご利用くださいね。

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