土砂災害への備えはできていますか?

先日神奈川県逗子市で、女子高校生が土砂崩れに巻き込まれて亡くなる痛ましい事故が起きました。崩落した斜面は、崖くずれなどの土砂災害の恐れがある区域として「土砂災害警戒区域」に指定されていたとのことです。

また広島県でも平成26年に豪雨による大規模な土砂災害が発生し、多くの方が命を落とされました。こちらも記憶に新しいのではないでしょうか。自然災害が乱発している近年、土砂災害も含めもう他人事では済まされません。自分自身や大切な家族の身を守るためにも、その危険性を知り、いざという時に適切な行動ができるようにしておいていただきたいと思います。

広島県は土砂災害警戒区域が全国で最も多い県

広島県は土砂災害警戒区域が全国で最も多い県だということを知っていましたか?土砂災害のおそれがある箇所数が県内に約47,500箇所存在することが判明しています。お恥ずかしながら、私もつい最近まで知らなかったのですが…

土砂災害区域が多い要因には、次のような自然条件や社会条件などがあります。

①県土の7割を山地が占める

②平野部が少なく山すそまで宅地開発されている

③崩れやすい「マサ土」が県土の大半を占める

※「マサ土」とは花崗岩が風化してできた砂状の土壌で、特殊土壌にも指定されています。温度変化や雨水によって風化が進行していくと崩れやすくなるため、斜面での安定性が他の土質に比べて劣るのが特徴です。(特に分布するのは西日本)

こういった条件に当てはまる、「土砂災害警戒区域」が全国一多い広島県は土砂災害の危険性がより高い地域とも言えます。

土砂災害の原因とは?

                                    気象庁グラフデータを元に作成

土砂災害を引き起こす1番の原因は、「大雨」です。近年、非常に激しい雨が狭い地域で短い時間に集中して降る「局地的大雨」が増え、それにともなって土砂災害も多くなっています。平成26年8月に広島市北部の安佐で発生した土砂災害も、記録的な大雨が引き金になって起こりました。

土砂災害を引き起こす現象

土砂災害を引き起こす現象には、「崖くずれ」「土石流」「地すべり」などがあります。

・崖くずれ…傾斜度が30度以上である土地が崩壊する自然現象

・土石流…山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が水と一体になって流下する自然現象

・地すべり…土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象、又はこれに伴って移動する自然現象

なかでも「土石流」「崖くずれ」はスピードも速く、起きてから逃げても命を守ることは非常に困難と言われています。

土砂災害の危険性を「知る」ためには

自分たちが住んでいる地域や、家の建築を検討している土地エリアの土砂災害の危険性をあらかじめ調べておくことをお勧めします。調べ方としては、警戒区域や危険箇所を示したハザードマップを手に入れたり(広島県ではすべての市町に準備しています)、広島県砂防課のホームページ『土砂災害ポータルひろしま』をチェックしたりと様々な方法があります。

※『土砂災害ポータルひろしま』では、危険性の高い地域を「知る」、雨の状況を「察知する」ための機能や情報を集め、土砂災害のおそれのある箇所や今降っている雨の強さ、土砂災害発生の危険度などを調べることができるようになっています。とても役に立つサイトなのでぜひ活用してみてください。

また、広島県では「広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動条例」を制定し、平成27年4月から、県民みんなで「災害四ゼロ」を目指す取組を進めています。

【福山市】住宅の移転、土砂災害の対策工事にも補助金が出ます

福山市では、土砂災害特別警戒区域等のがけ地の崩壊等による危険が著しい区域からの移転、土砂災害特別警戒区域内での土砂災害対策工事に対する補助金が出ます。

命を失ってからでは遅いので、災害が起こる前に未然に対策を取ることも大切です。補助の対象になる区域にお住まいの方はこういった補助金制度も賢く活用しながら、必要な対策を取っていただきたいと思います。

補助の対象となる住宅や、詳しい補助の内容、手続きの説明など詳しくはコチラから

より具体的に知りたい方は、福山市の建築指導課まで問い合わせてみてくださいね。

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土砂災害から命を守るためには、まずは「知る」ことから始めましょう。自然災害は防ぎようのない突発的なものが多いです。だから怖いんです。日頃の備えと、万が一の場合は早めの避難を心掛けていきましょう。

以上、アドバイザーの杉岡でした。

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